7-1. ドイツ語の細かなテクニック man その① Das Indefinitpronomen „man“

過去のことを話すときや、話法の助動詞を学びました。今まで単語の並べ方や大まかな表現を学びましたが、7章ではドイツ語の細かなテクニックを学び、より一層表現力を増しましょう。

 

<manとは?>

前章でも少し触れましたが、man は男性・(配偶者としての)旦那を意味するMann と同じ発音で、「一般的な人」と言う意味で使われます。

日本語に訳すときに「人は~」などとは言いません。主語として存在はしますが、特定の人物を指すことはありません。とても便利ですので是非使えるようにしましょう。

動詞の人称変化は、er/sie/esの時と同じです。

「一般的な習慣」「一般的な常識」「決まりごと」で使われる場合も多いです。

 

これをドイツ語ではどのように言いますか? Wie sagt man das auf Deutsch?
ふつう、日本では誕生日に何を贈りますか? Was schenkt man normalerweise zum Geburtstag in Japan?
食事の前には手を洗わなければいけない Vor dem Essen muss man sich die Hände waschen.
ドイツでは、朝は何と挨拶しますか?
Guten Morgen!
Wie grüßt man morgens in Deutschland ?
Guten Morgen!
日本では、よく朝食にご飯とみそしるを食べます In Japan isst man oft Reis und Miso Suppe zum Frühstück.
電車の中でタバコを吸ってはいけない Man darf nicht in der Bahn rauchen.
犬を店の中に連れてもいいですか? Kann man Hunde ins Geschäft mitnehmen?
この湖で泳いではいけません。大変危険です In diesem See darf man nicht schwimmen.
Es ist lebensgefährlich!
オンラインショップではアカウントを
登録しなければいけない
Im Onlineshop muss man ein Konto registrieren.
大みそかには花火を打ち上げて爆竹を鳴らします An Silvester schießt man Feuerwerk und böllert.

 

ドイツの語学学校では、色々な国々出身の人や、もちろんドイツ人とも友達になります。

その場合、最初の話題として食べ物や遊び、勉強など「自国の一般生活習慣」を話すことは

とても多いです。その際は「自分」を主語にせず、このmanを主語にすればいいでしょう。

あくまで「一般論」として話が出来るからです。

manはドイツ語を学習する限り頻出します。訳すことはありませんが、意味としては理解できる

ようにしましょう。


style=”display: block;”