【質問内容】
ドイツ語の名詞について質問です。
ドイツ語では名詞に可算名詞,不可算名詞,もしくはシチュエーションにより可算・不可算を使い分けるということはありますか?
英語では,可算か不可算の選択はネイティブでないと難しい部分も多いですが、ドイツ語では加算、不可算をどのように判断すればよいでしょうか?
【回答】
何が数えられる名詞か数えられない名詞か考えるよりも、数えられない名詞を考えると容易です。それは大きく分けて2つあります。
物質だと「液体のように個数単位で数えられないもの」 Wasser, Kaffe,Milch など。
そして、「概念・観念のように言葉だけがあって目に見えなかったり手で触れられなかったりするもの」 Hitze, Kälte Rot, Weiß など が該当します。
最も手っ取り早いのは、辞書で単語を調べた時に「複数形があるかどうか」を常に確認するクセをつけましょう。
【ここもチェック】
私はこれは英語教育の弊害、と考えています。例えば「カップ一杯のコーヒー」などと、日本語でも言う人がいるでしょうか?
Ich möchte eine Tasse Kaffee. なんて言う人はいません。
そんなの、まずは1杯に決まってますから。ポット1杯で飲むならともかく。
Möchten Sie Kaffee ?ときかれたら Ja, Ich möchte Kaffee.と言えばOKですしね。そのあたりは「必ずしも正しい」という言い方はありません。
【蛇足ですが。。。】
概念とはいっても「考え」に値するIdeeだともちろんIdeen (なぜならアイデアは数種類ある場合も可能)とも言えますし、「感情」のGefühl も「好き・キライ・気乗りしない・・・」など、色々なGefühleがあって複数形で言ったりもします。
シチュエーション別と言うより、その名詞の意味と性質を正しく理解すれば使いこなせるようになります。