2-8. ドイツ語の文章の作り方 (名詞の性と定冠詞1)

モノや人を表す「名詞」(Substantiv/Nomen)には、大きく分けて3種類あります。

ドイツ語の名詞は、それぞれに決まった「性」(Geschlecht / Genus)があり、

それに応じた3種類の定冠詞(Bestimmter Artikel)があります。

 

  • 男性名詞(Masklinum)・・・冠詞は der
  • 女性名詞(Femininum)・・・冠詞は die
  • 中性名詞(Neutrum)・・・ 冠詞は das

「一体何が違うのか?」

「名詞には決まった冠詞がついていて、それぞれに性別を付けられている」というだけです。

はじめから「そういうもの」として認識する方が無難かもしれません。

しかしそれではみもふたもないので、多少の見分け方を紹介しましょう。

 

男性名詞「Masklinum」

生物学的に男性的なもの、男性っぽいもの 男の人・ダンナさん Mann

ライオン Löwe
ゴリラ Gorilla
サル Affe

 
 

女性名詞「Femininum」

生物学的に女性的なもの、女性っぽいもの 女の人・奥さん Frau

Blume
(ドイツより北にある)海 See

 
 

中性名詞「Neutrum」

集合体や、いかにも中性的なもの 国民・民族 Volk

Wasser
国・土地 Land

 
 

このサイトでは今後男性名詞なら der Apfel(林檎)を r/Apfel , die Birne(梨)を e/Birne のように表記します。