2-14. ドイツ語の文章の作り方 (格変化1)

 

ドイツ語には「格」(Kasus)と呼ばれるものがあります。

これは名詞・代名詞に適用し、大きく4つに分類されます。

 

  • 「~は」「~が」と、主に主語になる Nominativ (1格・主格)
  • 「~のもの」と、所有を表す Genitiv (2格・所有格)近年は使用頻度減少傾向
  • 「~に」と、誰かに何か移動が発生する Dativ (3格・与格)
  • 「~を」と、直接目的語になる Akkusativ (4格・対格)

 

☆このサイトでは、以降すべて Nominativ /Genitiv /Dativ/ Akksuativ の用語を使います。

 

Nominativ の例 (太字がその部分です)

「AはBです」のような、いわゆる同じものを指す場合、それぞれNominativになります。

 

私は弁護士事務所で働いています Ich arbeite in einem Rechtsanwaltsbüro.
父は自営業です Mein Vater ist Selbststäntige.
妹は学生です Meine jüngere Schwester ist Studentin.
君はヨハネスです Du bist Johannes.

 

  • 働いている arbeiten
  • 弁護士事務所 s/Rechtsanwaltsbüro
  • 自営業 Selbststäntige
  • 妹 e/jüngere Schwester

 

Genitivの例

これの習得は少しコツが必要ですので、この項目では読むだけに留めましょう。

 

それは私の父の自転車です Das ist das Fahrrad meines Vaters.
これは私の友人の家です Das ist die Wohnung meines Freundes.
それは彼女の友人の車です Das ist das Auto ihres Freundes.
これは彼の母の写真です Das ist das Bild seiner Mutter.

 

DativAkkusativの例(赤字がDativで緑がAkkkusativです)

 

私は君に連絡する Ich sage dir Bescheid.
彼は彼女に指輪を送る Er schenkt ihr einen Ring.
君は彼にこの書類を渡す Du gibst ihm die Unterlage.
あなたは彼にボールペンを貸す Sie leihen ihm einen Kugelschreiber.

 

  • 伝える Bescheid sagen
  • 送る・プレゼントする schenken
  • 書類 e/Unterlage
  • 貸す leihen