コラム14 ドイツでの血液型と献血 Blutgruppe und Blutspende

血液型をe/ Blutgruppe と言います。

ドイツでも血液型はABO型の場合は「A」「B」「AB」に区分され、そして「O」ではなく「0」(null)になります。

日本のように、血液型が性格分析や占いに用いられることはありません。

また、「RH+」などと言われるRH因子はRhesusfaktorと呼ばれ、プラス・マイナスではなく
「Rhesus positiv」「Rhesus negativ」という言い方をします。

(病気の検査などで陽性・陰性という言い方もpositivとnegativを用います)

 

「君の血液型はどれですか?」 Welche Blutgruppe hast du? 
「A型です」 Ich habe Blutgruppe A.

 

ドイツでも献血(e/Blutspende)はあります。献血車やBlutspendedienst (献血センター)と呼ばれる場所で行われます。

成人男子なら500ml採血されます。筆者が以前献血に行った際に担当してくれた看護師さんが「日本人はドイツ人に比べて小柄だから400mlまでなのよね」と言っていたにも関わらず、当然のように500ml抜かれました。

 

余談ですが、採血後に血液を作るため、献血センターでは飲み物と食べ物が無料で大盤振る舞いされます。
筆者の経験ではケルンの献血センターが最も豪華で、ケーキやサンドウィッチ、ポテトスープ、白ソーセージ、ピザ、そしてアイスクリームやジュースなどをこれでもかと出してくれました。
おまけに、まるで子供時代の地蔵盆(関西の夏の風習)のようなお菓子詰め合わせもプレゼントされました。
ただし空腹では採血してくれませんので、献血前に何かお腹にいれておく必要はあります。

 

ドイツにお住まいで献血に興味のある方は、「Blutspendedienst」で検索すれば各自治体の献血センターがわかります。
その際は本人確認証として、パスポートを持参したほうがベターです。