コラム16 ドイツのお菓子2

ヌテラ(nutella)がお菓子のカテゴリーに入るかどうかといえば微妙ですが、HARIBO同様

「甘いものでドイツにいる人なら誰でも知っている」といえばヌテラです。

メーカーはドイツではなくイタリアですが、ホテルの朝食でも屋台のクレープ屋さんでもスーパーの特売コーナーでも、いつでもどこでもヌテラは目にとまります。

「Brotaufstrich」という言葉があります。これは主にパンに塗って食べるための食材全般を呼びます。バターやマーガリンもそうですが、他にもレバーペーストやハーブ入りクリームチーズなど、いわゆる「スプレッド」と呼ばれるものです。

ヌテラはそのBrotaufstrichでも、ヘーゼルナッツ(Haselnuss)ペーストとカカオなどを原料に作られたチョコレート風味の甘い甘いペーストです。

 

オリジナルのヌテラ。イラストにはパンも描かれている

 

スティックに付けて食べるお菓子バージョン、「nutella & Go!」

つける配分を見誤ると、チョコペーストだけが残ってしまうという・・・

 

ヌテラ好きの人の中には「ヌテラが無いと1日が始まらない」とまるで名言っぽいことを言う人もいます。「ヌテラではない別メーカーの類似品を朝食に出された」というだけでクレームをする人もいたというのは、ホテルで働いていた人の話です。

それほどドイツの朝食やおやつに愛されているヌテラ。甘くておいしいですが「Kalorienbombe」と呼ばれるほどカロリーたっぷり。たっぷり塗ってしまいがちですが、食べ過ぎには注意です。