【質問内容】
昨今、日本語では文法の用法や名詞の動詞化、動詞の名詞化等の現象がよく見られます。
特にここ10年くらいで日本語の使われ方が大きく変わったように思うのですが、ドイツ語では文法や言葉の使い方などで変化はあるのでしょうか?
【回答】
ドイツ語は極端な文法変化は無く、例えばゲーテのファウストは現代人でも読めるくらい共通した文法・語彙はとても多いです。日本語なら200年以上前の人が書いたものは古文の扱いで読解には知識が必要ですが、ドイツ語はそういうわけでもありません。
現代で変化があるとすれば、質問11が好例です。Genitivは以前に比べると使用頻度が減っています。とくに「~のものである」を意味する場合、「von」が使われることが多いです。Das ist das Auto meines Bruders. というより、Das ist das Auto von meinem Bruder.といった具合です。意味は同じです。
【ここもチェック】
Genitivではありませんが、ドイツ語は語尾に「en」を付ければドイツ語の動詞になるのです。最近のネット用語や、英語やフランス語からの引用などがそのまま「ドイツ語っぽく」なる場合があります。
以下は実際にドイツで使われています。
ググる(グーグルで調べる) googelen
スキャンする scannen
ブームになる boomen
ランチする lunchen
メールする mailen
チャットする chatten
SMSを送る smsen(えすえむえっせん)
【蛇足ですが。。。】
私もアプリ(App)でWhatsapp をよく使ってますが、whatsappenで「Whatsappする」で通用するようです。「Whatsappで連絡をとった」「Whatsappを送った」を、「gewhatsappt」などとも言えるようです。なんでもかんでも -enを付ければOKですね・・・。