疑問・質問 No.7 ドイツ語での発音注意点・・・

【質問内容】

 

※発音についての質問を幾つかいただいていますのでまとめてお答えします。

ベルリンに出張中なのですが、地方出身者(?)の方言を聞き取ることが出来ず苦労しています。

ドイツには多数の方言があるそうですが、初級者(日常会話程度)が注意すべきポイントを教えてください。

その他、ドイツ語の発音について注意点やコツ等あれば教えてください。

 

【回答】

 

おっしゃる通り、北と南では使っている言葉は同じでも発音やメロディに違いがあったりしますね。

率直に申し上げて、各地に合わせてこちらから注意する必要はありません。

我々はしょせん「外国人」なので、あくまで「標準ドイツ語」を学んでそれを話せればOKです。

注意すべきポイントとしては、「あせらず、的確に話すこと」です。練習が必要な発音もありますが、まずは正しい語順、そして状況に適した単語を話せるかどうかの方が大切です。早く発音する必要はありません。

的確に発音する方が大事です。

発音に関しては、 Lernst du ~?など、Du を主語にした質問をする際は、

「レアンス ドゥ?」と間の「t」を発音しないようにしましょう。


 

【ここもチェック】

 

バイエルンでは「Guten Tag」の代わりに「Grüß Gott」

「Hallo」「Tschüß」の代わりに「Servus」を使います。

また、「Auf Wiedersehen」が「Auf Widerschauen」と言ってます。

バイエルンでなく、ミュンヘンだけかもしれませんが・・・。

 

方言は津々浦々なので、わからないときは「すみません、よくわからなかったのでもう一度お願いします」と言ってもいいでしょう。「わからないものはわからないのだからしょうがない」という開き直りも、たまには必要です。

 

【蛇足ですが。。。】

 

当然ですが、語学学校に通うといわゆる「標準語」を学びます。私もドイツの色々なところにいきましたが、決定的に分からなかったのが初めてバイエルン南部のフュッセンに行った時でした。

電車が遅れていたので、「いつ出るかわかりますか?」と車掌さんに訊いたら、相手は私の質問がわかってくれて色々話してくれましたが、何を言っているのかさっぱりわかりませんでした。ドイツ語と付き合って16年以上になりますが、相手の話がさっぱり聞き取れなかったのはそれが唯一です。

ちなみに一番わかりやすいドイツ語は、個人的にはNordrhein Westfahren州の方々のドイツ語です。